と、思いきや、甲府から10分くらいのところにある、
南甲府で下車。
どんぐり氏は結構いぶかっていた?!が、
ここの駅舎、結構な年季モノなんだそうでして、
実際に、ひと目見たかったのでございます。
そんなに面白みもなさそうな、古い建物なんだけど、
重みがあるんですよ、コレ。
結構凝っていまして、
ステンドグラスなんかも
しっかりとあるんですよ。
アール・デコ調の駅舎とのこと。
作った人の、こだわりが感じられます。
ちなみに、南甲府駅が作られたのは昭和3年(!)。
身延線が、当時の国鉄に買収される前の富士身延鉄道が
拠点駅として作った駅らしい。どおりで重みがあるわけだ、と納得。
ちょっとだけ興味深い写真を。
どうでもいいけど、こういう資産管理って、国鉄に買収された時点(1941年)ではなく、建物が建てられた日でやっているらしい(少なくとも国鉄、現在のJRでは)。
こーゆーところに目をやったことがなかったけど、
意外と目をやると面白いかもしれない。
これまたよく見ると手が混んだ作りをしている。
JR東海の甲府エリアの拠点エリアなだけに
多分立て替えられることはない(それに見合う収益も多分ない)はずだが、
こういう建物こそ、後生に残していくべきなのではないか、と。
鉄道というものが、これほどの期待を背負って建設されたものなのだ、
というのを示すためにも。
駅のそばには、線路の向こう側に行くための地下道がある。
この地下道、昔はホームとつながっていたらしいが、
現在はコンクリートで埋められているとのこと。
駅の案内によると「昔のあとが残っている」とのことだったので
ちょっと行ってみることに。
でもって、その箇所は駅で言うとどこなのか、というと、、、
他のところは石積みチックになっているのに、ここだけ、コンクリートの色が違ってるし。。
ともかく南甲府駅、結構興味深い駅でございます。
その他にも、貨物をやってた時代の爪あとが
少しだけ残っていたりもしますし。
そして、南甲府からは、身延線で再び南下。
これは国母を過ぎたあたりで、車窓から見えた富士山。
ウチの親戚の家から見える富士山もこんな感じ。
なぜかほっとする気分になっちゃうのです、こういう富士山を見ると。
東山梨のあたりから撮った富士山とも
見てる角度が違うだけに、
ちょっと違った印象がありますです、ハイ。
ちなみに身延線の車窓の感じは、
飯田線とよく似ているものがあります。
要は、どっちも個人的にはお気に入りだ、ということ

そして、しばらく睡眠をとり、下部温泉へ向かった。