この日の目的地は、「汐川干潟」というところ。
中京圏に残っている貴重な干潟のうちのひとつである。
豊橋から、豊橋鉄道という中小私鉄にのって30分、
そして駅から歩いて30分で目的地に着くのだ。
余談だが、この汐川干潟の最寄には、「きゅうりのキューちゃん」で有名な東海漬物の工場もあったりする。
この日は、大潮といい、海がよく引く日なのである。
「潮がよく引く=干潟が多くなる」という事なので、
潮干狩りには最適な環境であるといえる。
当日はこんなにひいていた。
茶色いところは、みんな干潟。
こんなにいい潮なので、
「ポカポカ陽気で暖かかったら干潟に入ろっかな~」
なんて甘い考えを思っていた。
しかし、当日はめっちゃ寒かったのだ。。。
気温は7度くらい。
しかも、台風並みの風が吹き荒れる。
体感温度は多分4度とかであったはず。
ちょっと立ち止まると吹き飛ばされるという感じだった(>_<)
こんな環境では、干潟に入るなんていうことはもちろん
鳥を見ることだってできない。
というか、風が強すぎて鳥すら飛べない。
でも「せっかく来たのだから」という負けず嫌い根性を
最大限に発揮させ、風に飛ばされそうになりながらも、
鳥見だけはしてきた。
汐川干潟は、コンクリートで囲まれた干潟。
干潟の後ろ側は田んぼとキャベツ畑と養魚場とかになっている。
田んぼとかキャベツ畑にもそれなりに小鳥がいるのだ!
そして、大潮だったこともあり、干潟は遠くまで引いていた。
シギやチドリの仲間も飛んでいたのだが、遠すぎるので判別はできず。
というわけで、会えた鳥はこんな感じ。
タヒバリ、ハクセキレイ、イソヒヨドリ(豊橋駅のそば)、ウグイス、
オオジュリン、コガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、
オナガガモ、マガモ、キンクロハジロ、スズガモ、カワウ、コチドリ、
タゲリ、ケリ、イソシギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、トビ、
ノスリ、スズメ、シジュウカラ、カワラヒワ、メジロ、ツバメ、
モズ、ムクドリ、ヒヨドリ、ツグミ、キジバト、ドバト、
ハシブトガラス(以上35種類)
その中でも印象に残ったのがヒバリ。
人が立ってるのも大変なほどの強風が吹き荒れる中、
一生懸命上空にあがり、さえずっていた。
それが、1羽だけでなく何羽も。
ホントにそういう姿は、けなげ(*^_^*)
あと、今年ツバメとはじめて会った。
ツバメが来ると、ホントに春が始まる。
そして、2時間くらいで撤退。
さいたまにたどり着いたのは、夜の9時。
昼の1時30分くらいに現地を出てきたので、
都合7時間半も鈍行に乗っていたことになる!(^^)!
こんなにのんびりできるのは、次は夏休みかな。
仕事がんばって、またのんびりしたいもんである。
※余談
実は事前に汐川干潟で観察されている方のブログも読んでいた。
それによると、エリマキシギやツルシギがいたらしい。
彼らにも運がよければ会えるかな、と思っていた。
でも、こんな風じゃ探す気もおきず(>_<)
次に行ったときは、エリマキシギに会いたいもんである。