配信してくれているのですが、(はた迷惑な)WOWO●様のおかげで
YOUTUBEでの試合を見ることができない仕様になっています。
頼りになるのはダイジェスト動画とヒートマップになります。
そんな状態でどこまで見れるか、ある意味チャレンジです。
第2戦は、セグンダBから上がってきた(はずの)サバデルと
ホームのバジェカスで対戦しました。
試合は、FWイシ・パラソンのゴールが決勝点となり
ラージョが1-0で勝利しました。
Resumen de Rayo Vallecano vs CE Sabadell (2-1)
【試合のスタッツ】
ボール支配率;ラージョ53.4%、サバデル46.6%
シュート数;ラージョ16、サバデル7
ファウル数;ラージョ16、サバデル17
警告;ラージョ1、サバデル3
オフサイド;ラージョ4、サバデル2
コーナーキック;ラージョ6、サバデル1
ラージョは、4-4-2という感じでしょうか。
前節と比べて、多少メンバーいじってますね。
GKはモロ。
DFは右からマリオ・エルナンデス、ベラスケス、カテナ、フラン・ガルシア。
MFは右からイシ・パラソン、サンティ、マリオ・スアレス、アルバロ。
FWは右にカスミ、左にトレホ
ラージョはマジョルカの左からの攻めに押されっ放し。
イラオラ監督もそれを織り込み済みだったのか、
ヒートマップで見ると、右サイドは
守っていたようです。
前節はひたすら右サイドのライン際を守っていた(と思われる)
ボールを持てたためか、第1節マジョルカ戦と比べると
ヒートマップの位置が上がっています。
こちらが第1節のマリオ・エルナンデスのヒートマップ。
こちらが、今節のマリオ・エルナンデスのヒートマップ。
だいぶ前にきているのがわかります。
CBのベラスケスとカテナのヒートマップも、ついでに見てみましょう。
前節はベラスケスがCB2人分のエリアをほぼカバーしつつ、
カテナが左サイド(本来左SBが守るところ)を抑えていたようです。
こちらが、第1節マジョルカ戦のベラスケスとカテナのヒートマップ
こちらが、今節の二人のヒートマップ。
マジョルカとサバデルの圧力の違いだとは思うのですが、
前節よりも前目での活動が多くなっています。
この2人と同じような位置で中盤の底としてMFマリオ・スアレスが
鎮座するかたちだったようです。
さすがに全選手のヒートマップは載せれないのですが、
ラージョは中盤~前線の選手のヒートマップが両サイドに
散らばっているように見えました。
これがちょっと興味深かったので、イメージ図を載せてみます。
たまたまかどうかは、これから見ていかないとわからないんですが
ラージョの選手が左右にほぼ固まっているんですよね。
左サイドは、アルバロ(18)、フラン・ガルシア(33)+α(この試合はトレホ)で
攻めるのはダイジェストを見ていてもさすがにわかります。
右サイドでボールをこね回して左に展開する、
それでもって左からボールを入れて右サイドの選手(イシ・パラソン(7)、
サンティ(6)あたり)が走りこむというのが
イラオラ監督の狙ってるパターンのひとつなのか、と。
であれば、右サイドの攻撃特性が強い(というか時折守備をさぼる)
アドビンクラは使いにくい(または切り札的な使い方)なのかもしれません。
あと、FWカスミが思ったより右サイドに寄る傾向があるようです。
試合全体を見れないので、マリオ・スアレス(4)の前のスペースが
どういう扱いだったのかはあんまりわかりませんが、
サバデルにここらへんを起点にされていたのかもしれません。
70分くらいにカスミに代わってポソが入ってくるのですが、
ポソのヒートマップは、カスミとは明らかに違うものでした。
ちっちゃいけれどボールをキープできるポソの特性も
あるのでしょうが、イラオラ監督は「とりあえず相手の嫌がるとこで
ボールをキープしてそこから散らせ」的な指示を出していたのかも
しれません。
イラオラ監督の現役時代のアスレティックのように、
ジョレンテとかウルサイスとかのようなデカイ系FWがいれば
また話は違うのかもしれませんが。。。
試合展開は、詳しくはダイジェストを見てくださいと言いたいのですが
ざっくり書いときます。
(前半)
8分、左ペナルティエリア外からトレホがシュートを狙うもゴールバー。
20分、サバデルがFKで先制。
貰った時かと思われる。壁に入っていたサバデルの選手がしゃがみこみ
そこを通される。
27分、トレホのFKからベラスケスが右足で押し込むもオフサイド。
(後半)
53分、右CKからイシ・パラソンがヘディングをするも枠外。
後ろから走りこんできたイシ・パラソンにあわせるパターン。
54分、トレホ、マリオ・スアレス→OUT
59分、アルバロが左サイドからクロスをあげる。
中で待ってたサンティがピンポイントであわせるものの、
これまたオフサイド。
63分、中に絞ったオスカル・バレンティン→
左サイドをあがってきたフラン・ガルシアへ。
フラン・ガルシアの鋭いクロスをサンティが頭で押し込む。
これが決まって1-1。
70分 カスミ→OUT
ポソ→IN
71分 マリオ・エルナンデス→OUT
アドビンクラ→IN
85分、GKモロが相手FWにつっかけられ、ペナルティエリア外でやらかし。
ゴールがら空き状態でロングシュートを撃たれるものの枠外。
87分、アンドレス・マルティンの右CKからカテナが足で押しこみ逆転。
CK時にマーカーの裏に回り込みうまくマークを外し、
ノーマークの状態で右足で押しこむ。
91分、イシ・パラソン→OUT
ヨン・モンティエル→IN
93分、試合終了。
マジョルカ戦はとにかく中盤を埋めている節があったので、
イラオラ監督は相手を見ながらしっかりやりかたを変えてきたのだと思います。
「何があっても我が道を行く」パコ・ヘメス監督的な人は
そうそういないと思いますが(いたとしてエスナイデルくらいか?)。
左サイドバックのフラン・ガルシアが封じられたときはどうするか?
といったことも正直あるのですが(アドビンクラ的なオプションが・・・)、
そこは「そのとき考える」というのが正解なのかもしれません。。
あとは、地味に電柱的 FWとして活用されているフシのある
カスミですが、あんがいいなくなったらキツイかもしれません。
今はとにかく右サイドでためて左にドカンとふるサッカーを
してるので、そこで粘れる(はずの)カスミがいないとどうなるのか、と。
これはなかなか時間がないとできないことではあるのですが、
なるべく時間を見つけてチマチマ書いてこうと思います。
(需要があるかどうかは知りませんw)