浦和レッズ3年計画の軌跡をたどる合間に、
ラージョ・バジェカーノのプリメーラ復帰への道筋も
出来る限りたどってみようかと。
そのかわり、セグンダはWOWO●様のおかげで
YOUTUBEでの試合を見ることができない仕様になっています。
そのため、頼りになるのはダイジェスト動画とヒートマップに
限られます。
そんな状態でどこまで見れるか、ある意味チャレンジです。
(1年続ければそこそこ見る目が鍛えられるのか、と)
アウェイで対戦しました。
試合は、FWイシ・パラソンのゴールが決勝点となり
ラージョが1-0で勝利しました。
試合は、ダイジェスト動画を見てください。
Resumen de RCD Mallorca vs Rayo Vallecano (0-1)
ラージョは、4-3-3(または4-3-2-1)という感じ。
多分、こんな感じになっているかと。
GKはモロ。
DFは右からマリオ・エルナンデス、ベラスケス、カテナ、フラン・ガルシア。
MFは右からサンティ、アンドレス・マルティン、オスカル・バレンティン。
FWは右にイシ・パラソン、左にアルバロ。そして中央にヤシン。
ラージョはマジョルカの左からの攻めに押されっ放し。
イラオラ監督もそれを織り込み済みだったのか、
ヒートマップで見ると、右サイドは
守っていたようです。
「ひたすらライン際を守れ!」という指示があったのか
定かではありませんが、ヒートマップ上からは
『ひたすら右サイドのライン際を守っていた』様子がうかがえます。
一方、CBのベラスケスが本来のCB2人分のスペースをカバーし、
CBカテナが左サイド(本来左SBが守るところ)を抑えていたようです。
で、左サイドバックのフラン・ガルシアは左MF的なふるまいをしていた
ようにとれます。この試合の決勝ゴールをアシストしたのも彼ですし、
ダイジェスト映像にもあったような攻撃特性は相当にあるようです
(多分、守備特性はないとは思うのですが・・・)。
左FWのアルバロとの関係性で相手右サイドを崩すというのが
イラオラ監督の狙うとこなんだろうと思います。
決勝点のアルバロのパスと、それに呼応するフラン・ガルシアの
動きは阿吽の呼吸だったと思います。
もちろん、そのセンタリングに呼応してゴール中央に走り込み
クロスにあわせたイシ・パラソンの走力も相当なもんかと思います。
イシ・パラソンに至っては、ヒートマップを見る限りでは
ほとんど最終ラインそばにいたというのに。。。
そりゃ、マジョルカDFもビックリかと。
FWヤシンと交代したユーティリティープレーヤーのFWトレホ、
MFアンドレス・マルティンと同じ位置で出場したMFマリオ・スアレス、
DFベラスケスと同じ位置で出場したDFサベリッチは
忠実にイラオラ監督の指示を守っていたように思えます
(ヒートマップの位置がほぼ同じ)
なお、この試合では今まで第3GKだった若手GKのモロが
相当当たっていたようです(ダイジェストを見る限りでは)。
2020-2021シーズンのラージョは、
昨シーズンまでのパコ・ヘメス監督とはまた違う形での
鋭い攻めが見れそうです。
現役時代のイラオラ監督は相当にセンスのある右サイドバックだった
というのもあるので、結構理詰めでチームをまとめることを
してきそうな気もしています。
10試合くらいこなしたらそれなりに研究されるとは思いますが、
どうやってくるかは興味深いです。