久しぶりに、銀塩カメラ(フイルムカメラ)で写真を撮ってみました。
いつ以来撮ってなかったかも明らかではなかったので、
「中に入っているフイルムは大丈夫か?」と思いつつ、
ビクビクしながら撮りました。
結果から言うと、カメラそのものはたぶん問題ないものの、
自分自身の腕がなまりまくっていたことが判明。。。
仕方ないといえばそうなのだけれども、「写真1枚に対する
重みが軽かったせいもあるのかな」とも思いました。
当たり前なのだけれども、デジカメは撮り直しが効きます。
その場で結果が見れるので、納得いかなかったらいくらでも撮り直せます。
一方、銀塩(フイルム)の場合は、撮り直しが効かないし、
現像しないと結果がわかりません。
現像代にしても、単純計算で1枚あたり80円近くかかります(プリント代込み)。
現像代のことは別にしても、銀塩(フイルム)の場合は、
必然的に写真を撮る際の姿勢っていうものが変わってくる、と思うんです。
「コストもかからないし、撮り直しが効くのだからデジカメのほうが
いいじゃん」といえば、確かに良いのかもしれません。
ただ、1枚に対する姿勢っていうのはデジカメでは得られないものでは、
とも思います(現像が出来上がるまでどんな写真ができるかわからない
ドキドキ感も)。
フイルムは手に入りづらくなっているかもしれないけれど、
定期的に銀塩(フイルム)で撮影しないと、なんか大事なことを
忘れてしまうのかも、と思いました。
ここまでは、珍しくまじめな話。
で、フイルムを現像して思ったことを。
腕がなまっていたのはもちろん感じたのだけれど、背景のぼかしが
やっぱすごく出ることも改めて感じました。
例えば、この写真。
背景が飛んでいるのとかは置いといて、背景のぼかしがすごく出ています。
たしかにデジイチでも出るのは出るのだけれど、ここまでは出ない
(技術がなくて出せないだけじゃん、という突っ込みもあるかもしれないけど)。
この背景のぼかしが、個人的には好きなんすよね。
露出がたぶんオーバー気味になった&被写体が白かったからか、
なんとなく白っぽい写真になってしまったのだけれど、
背景だけはすごくボケてます。
銀塩カメラ自体のポテンシャルのおかげかもしれませんが、
これを出せるのが、銀塩カメラの良いところだと思います。
財布と相談しながらにはなるけれども、
今後は定期的に銀塩カメラでちょいちょい写真を撮ってみたいと思います。